ご挨拶

辻井 昭雄

―公益財団としての社会的使命を果たす助成事業を―

会長 辻井 昭雄

当財団は、設立から40年を数えようとしています。この間、百周年記念事業も含め、京都大学における教育・学術研究、国際交流、社会連携等の活動を支援するため、62億円にのぼる資金を助成させていただきました。 平成10年度からは経済情勢に関わらず、総額1億円規模の助成事業を継続させていただいております。これはひとえに法人企業や京都大学卒業生をはじめ多くの皆様方から寄せられた浄財と、財団運営に対する各界各位のご尽力の賜物であり、慶びと感謝に堪えません。

このたび、当財団は、新公益法人制度に基づく特例民法財団から公益財団への移行が認められ、平成23年9月1日、『公益財団法人京都大学教育研究振興財団』として新たな一歩を踏み出しました。

公益財団として当財団が果たすべき社会的使命は、京都大学を基盤に展開される高水準の教育・研究の推進、社会的・経済的観点からの需要が必ずしも多くない重要な学問分野の継承と発展、若手研究者の人材育成及び地域社会の活性化のための貢献活動を支援し、その成果が社会に還元されていくことにあります。社会的支援に応え、社会から認められるような、透明、公平、実効ある助成事業の実施に努めてまいりますので、皆様方のご理解とご協力をお願いいたします。

そして、京都大学で教育研究に携わるひとりでも多くの方々に、また京都大学で実施されるひとつでも多くの学術活動に、当財団の助成が活用されますことを心から願っております。